ice-cold
次の日

ピンポーン♪ピンポーン♪

インターホンがなった。

「はい。どちらさまで…しょ…」

驚いた…まさかあの人が…わたしの目の前に…

「久しぶりだね…さっちゃん…」

わたしのお母さんのお姉さんだ。
名前は確か…奈津子(ナツコ)おばさん…

わたしは奈津子おばさんを中に入れて、お茶を出した。

「…ありがとう。大きくなったね…さっちゃん」

あいにく彼は仕事で出掛けていて部屋にはいなかった。

「どうしたんですか?
 奈津子おばさん…わたしの居場所よくわかりましたね」

「頑張って探したのよ…あなたの為に…」

「わたしの為…?」

奈津子おばさんはいつも優しくて明るい人。
でも久しぶりにあったせいか様子がおかしく見える。





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