ice-cold
自分のことしか考えてない…最低だわたし…

「昨日はごめんね…。わたしやっぱり奈津子おばさんのとこ行くね」

「…」

自分のモノを全部バックに詰め終わったころインターホンが鳴った。

カチャッ

「迎えに来たわよ…さっちゃん」

「はい。ばいばい…春也…」

「…」

彼の元を離れた。

「…奈津子おばさん…ちょっと寄って行きたいとこあるんだけどいいかな…?」

わたしの寄って行きたい場所。それは…

学校の屋上

「あれ?学校やめたんじゃなかったっけ?美沙ちゃん」

それは蒼くんに逢うため

「あんた…ホント最低だね」








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