ice-cold
わたしはわがまま。小さい頃はいつも親を困らせていた。
今回のわがままは「もう一回…もう一回だけ観覧車に乗りたい…」

彼はわたしのわがままを受け入れてくれた。

そしてわたし達が乗ってる観覧車が一番てっぺんに来たとき、
短いキスをした。

そのキスにはありがとうやごめんなさいが混ざってて、
すごく優しくて…切なかった。

そして観覧車を降りた。

「…観覧車楽しかった?」

「…普通。」

彼はまた同じ反応。

「でも…」

「え?」

「また…乗ろうな///」

あ、可愛い彼だ。年なんて関係ない、彼は彼。

「うん!!」

どんな彼もわたしはスキ。








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