ice-cold
「ごめん…ごめんね…」
涙を流しながら謝った。
「なんで謝るんだよ…」
「わたし…この子おろすからっ…だから…だから…」
わたしは生むのが怖いんじゃない、ただただ…
嫌われるのが怖いだけ!!
「嫌わないでっ…」
沈黙がつづく…春也はもう…
この戸の奥にはもういないの?
そして数分後、彼は口を開いた。
「っなんだよ…それ…」
「え…」
「誰がおろせなんか言った?
誰が美沙を嫌うなんて言った?俺のこと好きなんだろ?
じゃあ…
俺の子を生めよ…」
その声はすこしハナ声で、
歯を食いしばって言っているように聞こえた。
「春也…?泣いて…る…の…?」
「…っ」
涙を流しながら謝った。
「なんで謝るんだよ…」
「わたし…この子おろすからっ…だから…だから…」
わたしは生むのが怖いんじゃない、ただただ…
嫌われるのが怖いだけ!!
「嫌わないでっ…」
沈黙がつづく…春也はもう…
この戸の奥にはもういないの?
そして数分後、彼は口を開いた。
「っなんだよ…それ…」
「え…」
「誰がおろせなんか言った?
誰が美沙を嫌うなんて言った?俺のこと好きなんだろ?
じゃあ…
俺の子を生めよ…」
その声はすこしハナ声で、
歯を食いしばって言っているように聞こえた。
「春也…?泣いて…る…の…?」
「…っ」