ice-cold
「本当だよ、これでいい?」

「美沙…」

「じゃああんた24歳のキモイ男と同居してんだ!ぷっあはははっ(笑)」

この偉そうに言ってる奴は由子(ユコ)。
中学の時からずっといじめっ子だった。
馨とわたし以外の女子が一声に笑い出した。

「春也は…キモくなんかないよ?顔も性格もすごいかっこいいし、
 8才の差とかわたし達には関係ないから」

彼の悪口言わないで…わたしの悪口はいい、
でも彼の悪口を言われるともっと哀しい気持ちになる。

だからお願い…やめて…

「美沙…そうだったんだ…」

「馨…ごめん…」

「電話とかで言ってくれれば良かったのに…」

馨はわたしの手を取った。
馨は優しくて、いつもわたしの心配をしてくれた。

「ありがと…馨」

「ダメよ馨、まだ話は終わってないのよ?
 こいつが隠してること、まだあるの。」

また何か…わたしのこと…




 




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