ice-cold
それからわたしは教室に帰って授業を受けた。
授業中でも彼のことを考えてて全く頭に入らなかった。

そして放課後。
わたしは部活にまだ入っていないからみんなより先に帰った。
わたしは今、アパートで暮らしている。
家賃は5万円。バイトをすればなんとかなる。

「…がんばろ…」

そしてアパートについた。

「ただいまー」

誰も『おかえり』とは言ってはくれない。

でもわたしにはテディベアがいるから…
お母さんとお父さんと彼がいるから…

「そうだ…この子の名前…考えよう。」

春也から取ろうかな…はる…はるって人間の名前みたいだから…
アイ…ス…iceなんてどうだろ…

冷たい彼…iceみたいな彼…

「そし!君の名前は今日からice]

テディベアは嬉しそうな顔をしたように見えた。





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