ice-cold
「…逢いたかった。」

「わたしも…」

やっと来てくれた。
わたしはこれを待ってたの…

「やっと諦めることが出来たんだ。雪子を…」

「じゃあ…わたしのことは?」

「…嫌いじゃない///」

彼は顔を赤らんでいた。
彼の“嫌いじゃない”はスキって意味。

「可愛い…晴也…。」

店長さんには事情は後でと言ってわたし達はケーキ屋を抜け出した。

「どこいくの?は…早い」

わたし達は手を繋ぎながら走っていた。

「…わからない。」

彼はそう答える。

「きゃ!!す…すみません…」

人にぶつかってしまった…

「大丈夫?」

「蒼くん…」

ウソ…蒼くんにこのことがバレる…
わたしが大人の人とつき合ってるなんて…



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