夫婦・・として
☆☆いらっしゃい
前日の夜に瞳子が
下ごしらえをした物を鈴華が
学校から帰って準備した。
準備が出来て
ほっとしていると
結斗と暁斗が到着した。
「お邪魔します。」
と、結斗。
「今日は、お招きありがとうございます。」
と、暁斗。
「いらっしゃい。
まだ、ママが帰宅してませんが
どうぞ!」
と、鈴華。
「瞳子さん、まだなんだ。
忙しいんだね。」
と、結斗。
三人は、リビングに入った。
鈴華の家は、
静かな場所に建っていた。
外壁は、コンクリートの佇まい
大きな玄関を入ると
家の中は、和になっていた。
キッチンも広く、
キッチン、ダイニングで17畳ぐらい。
ダイニングテーブルは、真っ黒
大きな木を切り落としたままの風格
椅子も座り心地もよく
六人がゆったり座れる。
リビングは、20畳弱、大きなソファがあり
そのソファも、和と洋を組み合わせてある。
見た目が竹のような手置きが
付いていた。
座り心地が、これもよく。
座ると大きな窓から
ウッドデッキが広がり中庭がみえて
より一層広く感じる空間となっていた。
「親父、すごいだろ?
全て、瞳子さんの空間作りなんだ。
ダイニングテーブルも
瞳子さんが、自分で木を選び
工務店さんにデザインを
みせて、作って貰ったんだよ。」
「ああ、外観がコンクリートに
なっているから、洋と思っていて
ギャップ感が凄い
でも、凄く落ち着く。」
「そうなんです。
ママは、凝り性で
パパは、全てをママに任せ
玄関は、雨具置きやくつ箱を
見えないとこに作り
玄関は、帰ってきた人を迎え入れるだけの
広い空間にしたんです。
でも、二階の私の部屋だけは
自分のすきなようにしなさいと
ママの部屋は、ママの好きな
和の空間で落着きますよ。
書斎は、本棚と机だけで
さっぱりしてますが。
二階は、私の部屋
ママの部屋、書斎、客室、トイレです。
一階は、キッチンダイニング、リビング
お風呂、トイレ
家事室があります。」
と、鈴華。
「そうそう、お風呂も凄いよ。」
と、結斗が話していると
「遅くなりまして
すみません。
結斗君、佐原さん、いらっしゃい。」
と、瞳子が帰宅した。
瞳子が、帰宅してから
四人で食事を始めた。
二人の学校の話しを聞いたり
暁斗の大学の話しを聞いたり
瞳子の話しを聞いたり
楽しい時間で、
あっという間に3時間が
過ぎていた。