夫婦・・として

☆☆鈍感


「うふふっ、ごめんなさい。」
と、言うと
暁斗は、瞳子に沢山のキスをした。
「瞳子、好きだ。」
「ウッ‥フゥン‥わた‥‥」
「瞳子ダメだよ。
そんな、可愛い声聞いたら
抱きたくなる。
だけど、ここでは抱きたくないんだ。」
と、言うから
瞳子もコクンと頷いた。

お互いに、今までの生活が
あるのは、よくわかっているから
それは、大事にしたい
その上で、二人がうまくいくのが
理想だと思っていた。

暁斗は、瞳子の唇を堪能して離れた。

二人とも、息があがり
しばらくは、抱き締めあっていた。

瞳子の中でも
暁斗の中でも
不安な部分はあった。

しばらくして、暁斗は後ろ髪
引かれながら帰宅した。

暁斗が、帰ってから
瞳子は、改めて仁の事を考えた。

暁斗が言うように
仁が、本当に自分に気持ちが
あるなら・・
仁は、今まで
どんな気持ちで、私のそばに
いてくれたんだろう。
瞳子は、改めて自分の鈍感さに
落胆した。
そういえば、忠臣からも
瞳子は、鈍感だからな。
と、言われた事があった。
忠臣も知っていたんだ。

明日でも、仁の都合を聞いて見ようと
考えながら、眠りについた。
< 31 / 53 >

この作品をシェア

pagetop