夫婦・・として
☆☆間違う?
それから、なぜか仁とは、
病院内でも中々会えずにいた。
暁斗とは、会えないときは
連絡をとり合い。
時間が合えば、瞳子の家か
外であったりした。
勿論、仁の話しはしていた。
あれから、半年が過ぎて・・・
一年が経とうとしている
瞳子には、近ごろ気になることがあった。
暁斗とは、まだ身体の関係はなかったが
暁斗は、無防備の時
私の事を『亜紀』
と、呼ぶ。
二回目には、『瞳子』と
呼ぶが‥‥‥
最初は、聞き間違えかと
思ったりもしたが
何度も‥‥になると
聞き間違えでは、ないとわかる。
鈴華や結斗君の前でも
時々あって
二人は、びっくりした顔をするが
私が、首を振ると
辛そうな顔をしていた・・
鈴華が話したのか
東の両親からも暁斗の事を
聞かれる、正臣さんからも。
「良い人が、できたんだって!」
と、喜んでくれているが‥‥
そんな両親に相談できない。
自分も、忠臣の名前を
間違って言う事があるのだろうか?
と、心配になるが
それは・・・ない‥‥‥。
鈴華達に聞いても
『ない。』
と、言ってくれた。
明日から、暁斗と
始めての旅行に行く。
一泊で、温泉に。
暁斗が、大学の教授から
宿泊券を頂いたらしい。
二人での、始めての旅行に
ワクワクしたり、
また、名前を間違えられたら
と、心配だったり・・・