夫婦・・として

☆☆治療辛かったでしょう


四人は、食事をしながら
この二年間の話をたくさんした。

楽しい時間だった。

暁斗は、鈴華と結斗君にも
「こんな、奴だけど
父親になってもいいかな?」
と、聞いた。

二人は
「「もちろん・当然。」」
と、言ってくれた。

「あっ、ママ
今日、結斗パパが
ママにプロポーズするの
正臣さんと仁さんは
知っているの
協力してもらったから。」
と、鈴華が言うから
「えっ、嘘。
だから、二人がやたらに
帰れ、帰れと
言ってたんだ。」
と、言うと

三人は、笑っていた。

それから、結斗は鈴華を
連れて帰って行った。

瞳子は、暁斗の手を引いて
瞳子の家に向かった。

「指輪!はめてくれるんでしょ。」
と、言うと
「ああ、喜んで。」
と、暁斗。

二人は、家に着いて
ビールで乾杯した。

暁斗は、
「瞳子の両親にも
挨拶に行かないと。
俺の両親にも
会って欲しい。」
と、言うから
「是非に。」
と、言って
二人で笑いあった。

こんな日が、来るなんて
瞳子は、考えてもいなかった。

「暁斗。
本当に‥‥ありがとう······
治療····
  苦しかったでしょう。
  辛かったでしょう。
本当に·····ありがとう。」
と、言うと
「挫折しそうに
何度もなった。
でも、負けそうになると
大学病院に行って
瞳子を見ていたんだ。」
と、言うから

瞳子は、びっくりしたが
暁斗の唇に
そっと自分の唇をあてた。

暁斗からは、
倍返しの甘い、
甘いキスをされた。
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