夫婦・・として
☆☆怪我
だが、親父になにか
あったら、大変だと思い
俺は、鈴華の家から
自宅に帰った。
鈴華は、わかっているから
かなり心配していた。
瞳子さんも心配してくれて
何かあったら、連絡するように
言ってくれた。
余談だが・・・・
鈴華は、目がバッチリ大きくて
可愛い系だが、
瞳子さんは、綺麗な人だ。
まさしく、誰もが認める美人
その上、お医者様で
キリッとしてるけど
情にあつく、優しい人。
俺の母さんも綺麗な人だったが
瞳子さんの比ではなかった。
だが、親父は目を引くほどの美形だ。
その上 長身と来ている
俺は、そんな両親の良いとこ?を半々に
もらっていた。
そんな俺達の生活は‥‥‥
あれから、ずいぶん経つが
相変わらず、親父は口をきかず
1日中、母さんの仏壇の前に座っていた。
大学からも、1日も早く復帰してほしいと
連絡をもらっているが‥‥‥‥
そんな日々の中、俺も切れて
「あんた!!
いつまで、そうしてるんだ。
いい大人が!
大学にも、迷惑かけてるんだから
行かないなら辞めてしまえよ!!
ついでに、子育てもやめるなら
俺は、じいちゃんの養子になる。
だけどな、自分だけが、
悲しい思いをしているなんて思うなよ。
情けない!!」
と、言って家を出た。
少しして鈴華に電話をした。
その事を告げると
呆れながら笑っていた。
結斗らしい・・と。
俺は、これでダメなら
本当にじいちゃんの養子になろう。
と、思っていた。
鈴華と話して
元気になった俺は、
大学への道を急いでいた。
そんなとき
近道の道路で小さい子が、
反対側に渡ろうと飛び出して、
走ってきたバイクに
当たるとこをなんとか助けた。
そばにいた、母親は携帯で
電話中だったみたいで
「きゃーっ!!」
俺は、女の子に
「大丈夫?怪我ない?」
と、言うと
その子は、震えながら
「····ごめん···なさ···い·····」
と、言った。
俺は、ホッとした。
すると、痛みがでて、
見ると左手首が腫れ上がっていた。
頭からも血が流れていたらしい
女の子の母親が
慌てて、救急車を呼んだ。
俺は、瞳子さんのいる大学病院を指定した。
救急隊員が、
「患者さんが、
そちらの小児科に勤務されてる
生島先生の知り合いと
言ってますと告げた。」
すると、受入れされた。