スウィートコーヒー
第2章
-柚side-
「柚~!おっはよ♪」
「明美~、おはよ」
今は学校の教室。ちなみに月曜日。
慎治さんに会えるのは4日後……。寂しいけど我慢我慢。
「そうだ。あたし明美に言わなきゃいけないことあるんだ」
「ん~?なになになに?まさかー、恋しちゃったとか!?」
「うっ……」
「えっ……?まじ?あの今までモテるくせに彼氏つくらないで男なんか興味ないですよー的な雰囲気だしてた柚が!?」
何よそれ……。
あたしそんな雰囲気出してないから…。
「いやー!それ一大事じゃない!1限目なんて受けてる場合じゃないわ!サボるよ!」
……ええ―――!?
「なぜ屋上?」
「屋上は定番でしょ♪」
そうなのかなー?
「で・で・でー!?一字一句簡潔に説明してよね!」
「うっうん」
あたしは今までの慎治さんのことを全部明美に話した。
明美は中学校からの親友で
本当に何でも話せる友達。