スウィートコーヒー


「へえー……」



話を聞き終えた明美は本当に驚いた顔をしていた。



「でもアレだね。2人が付き合っちゃうのも時間の問題だね♪」


「つきあっ……!?」


「だってー、今の話からすると確実にその慎治さん?柚のこと好きじゃん」


「好きって…慎治さんが…えっ?ええー?なっ…ないよ……それは」


「柚~、もっと自信もちなよ」


「絶対からかってるんだって」


そうよ、慎治さんはいつもすべてを見透かした目であたしを見てるんだもん。


慎治さんがあたしを好きなんて……。




「柚!ネガティブに考えたら駄目だよ。柚も心の奥底では思ってるはずだよ。慎治さんは自分に好意があるって……」


「……」


「まっ、今日の放課後久しぶりに買い物しよっか♪コスメとか買って慎治さんをビックリさせてやろう♪」



明美……。



「うん!ありがとっ!」




その後は明美の恋バナやいろんな話をして盛り上がった。


そしてあたし達はいつの間にか
2限目までサボっていた……。


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