スウィートコーヒー


―1週間後―



とうとう来てしまった…!
『魔』の金曜日……




カランカラン





「「いらっしゃいませ」」





あっ!来た。
う~、考えるだけで頭にくる~。






ピンポーン




よしっ!


「那美ちゃん!オーダーだよ」



「えっ?でもあの人は……」



「いいからいいから!那美ちゃんもあたしと一緒のウェイトレスなんだからさっ」




「?」





作戦成功!
これでもうアイツと話さないですむし、関わらないでいいんだ♪




「柚ちゃん……」




「あっコーヒーでしょ?了解」




「違うの…。あの人、柚ちゃんじゃないと注文しないって……」





……はあぁ―――!?
ありえない…。ありえないでしょ!?どういうつもりなのよ(怒)





「ご注文はお決まりでしょうか!?」


< 6 / 50 >

この作品をシェア

pagetop