野球部のキミと、吹奏楽部のワタシ。
だから、キミと、仲良くなった。

友達じゃ、足りなくなる。

わかってたけど、友達になりたくて、

''特別''になりたくて。

ワタシたちはいつしか、

「付き合ってるの!?」とか、

「好きなんでしょ?」とか。

いつもそんなことばっかり言われてたけど

キミは、

「そんなんじゃねぇよ。

コイツとは、友達だ。」

ハッキリ言う。

いつもワタシの心はズタズタだ。

でも、そのあと、そっぽ向いたキミの耳が

赤くなってるのは、なぜだったのだろう。

その時のワタシは、

意味もわからなかった。

今になって気づいたよ。

キミもワタシと同じ気持ちだったんだね。
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