冷たい王子とチビな私
「え!!」
脅してくるなんて。。
『...で?どうなの?』

彼はどんどん真剣な顔になっていく。

「…一週間だけなら..」

渋々承諾。

『ん。...それよりもさ...』

彼は口をもごもごとしだした。

「なんですか?」

少し問い詰めてみる。

『あのさ..俺のことおぼえてる?』

屋上の風にふかされた髪が彼の顔をかくす。表情はわからないけど、こえのトーンがすこし低い。

「...?..何処かでお会いしましたか?」

会ったことあったっけ?

『...そう。それならいいや』
< 17 / 126 >

この作品をシェア

pagetop