冷たい王子とチビな私
「...指輪は、初恋の人にもらったの。私がまだ小学2年生のころ、夏休みに公園であそんでたら同い年くらいの男の子がきて、それから仲良くなって毎日遊んでたんだ。」
指輪についてはなしたら、かえしてやろうとおもってもらえるかもしれない。
「けど、彼は夏休みがおわったら元いた町にかえらなくてはならないようで、彼と会える最後の日にこの指輪をくれた。」
『...』
「〝いつか絶対にひーちゃんに会いに来るから、その時の目印としてもっといて〟って、彼とはその後1度もあってないけど。」
大石くんは何をかんがえているのか、じーと公園の砂場をみていた。
『...今日は帰ろっか。』
まわりは少し暗くなっていた
指輪についてはなしたら、かえしてやろうとおもってもらえるかもしれない。
「けど、彼は夏休みがおわったら元いた町にかえらなくてはならないようで、彼と会える最後の日にこの指輪をくれた。」
『...』
「〝いつか絶対にひーちゃんに会いに来るから、その時の目印としてもっといて〟って、彼とはその後1度もあってないけど。」
大石くんは何をかんがえているのか、じーと公園の砂場をみていた。
『...今日は帰ろっか。』
まわりは少し暗くなっていた