冷たい王子とチビな私
「...ハァ。。ここまでくれば大丈夫...」
全力疾走をして息があがっている私とは違い彼はそっぽをむいてだまっていた。
「...え、と、ごめんね?勝手なことして。」
彼はまだだまって口に手を当てている。
「ご、ごめんなさい!お...こってる??」
『...まま。』
まま?
ママ?
おかーさん?
「お母さん??」
『...腕、つかんだまま。』
「へ?...あ!!ごめん!」
なるほど、だから機嫌悪かったのか。。