冷たい王子とチビな私
『...』
彼のまわりの空気が少し重たくなってきている気がする。なにか失礼なこといったかな??

「大石くん。気分わるいの?」

おそるおそる問いかけると。

『気分は悪くない。』
気分は?
はってことは、、、

「何処かわるいの?」
彼の顔をのぞき込む。

グイッと手をつかまれその場にしゃがみこむ。下が芝生だからそこまでいたくないけど、体が少しくっついている。

『機嫌がわるいかな。』

「え?」
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