冷たい王子とチビな私
『じゃあなんで、今安心した顔をしたんだ?』

〝あなたと付き合ったら、周りの人から何か言われるのがこわい〟なんて言えなかった。
だから、だんまりを決め込んでいると。

『 ..ごめん。そんなに問い詰めなくてもよかったな...』

なんでそんな悲しそうな顔をしてあやまるの?
うじうじしてる私がわるいのに。

『けど、お前が俺と付き合いたいと思わなくても、俺は付き合いたい!』

彼はまっすぐと私を見て大きな声でいった。

『俺は24時間365日あんた限定で彼女受付中だから。1週間の期間おわったらもう1度いう。そん時はちゃんとこたえて。』

少し赤くなった顔をみてこっちも赤くなる。

「...う、うん」

私は頷いて赤くなった顔を隠した。
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