冷たい王子とチビな私
ガラッ
勢いよく教室の扉が開くと学校1のイケメンの冷たい王子大石くんがたっていた。
教室の女子達はキャーキャーと歓喜の声をあげている。
『...姫華!!』
彼はぐるっと周りを見渡した後に、私の名前を呼んだ。みんなの視線がこちらを向いた。
「え、なに?」
今はお昼休み。
私はお弁当をもって、友達の席に移動しようとしていたところをよびとめられたのだ。
『...弁当たべた?』
彼は顔を少し赤くしていた。
「まだだよ!!...よかったら一緒に食べない?」
私はそういって彼に歩みよった。
『!...ん。』
...!!
グルリ
後ろを振り返るとクラスメイト全員のニヤケ顔を見ることができた。
「なっ/////」
〝らぶらぶぅぅ〟
「いこっ!!!!」
逃げるように教室を後にした