冷たい王子とチビな私
『ったく。あんたどこまで鈍いわけ?』

彼ははぁと、ため息をつきながらいった。
そんなこといわれても、普通そんなふうにおもわないよね。

「...ごめん。」

私は取り敢えずあやまることにした。

『それと、男子に下の名前でよばれてもなんにもおもわないわけ?』

彼はどんどん私をせめてきてきる。
正直こわい。
目が超やばいもん。

「特には...前から呼ばれてたし。」

私は恐る恐る呟くと、

『俺には読んで欲しいとおもう?』

「え?...とくに。」

そんなこと聞かれても...。
どお答えたら。
好きな人だからって下の名前で読んで欲しいなんておもわないし...。

『..はぁ。今日の放課後話おわるまでまってるから、話すんだら図書室きてよ。』

「うん。わかった」

お互い食べ終わったお弁当箱をもって、教室に向かった。
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