冷たい王子とチビな私
「えぇ?!」

大石くんを、名前で?

『ほら。はやく。...チュッ』

「ふぁ?!なにすっ」

彼は私の頬や首なんかに、キスを落としてくる。

『あんたが名前呼ぶまで終わらないから』

彼の目は意地悪の目だったけど真剣な顔にみえた。

「...りゅー...ト...くん」

『チュッ』

彼のキスはまだおわらない。唇にはされないものの、こんな状況じゃよべるものもよべない。

「はっ...りゅーとくん。」

『...聞こえない。もっと大きい声で...チュッ』

「大きい声出したら...図書当番の人が起きちゃう...よ」

『...チュッ...なら、このままだね。チュッ...チュッ』


「...チョッ...もぉ、やだ!!りゅーとくん!」

彼は目を見開いて少ししたら満足そうに微笑んだ。
(°□°)‼思わず超大きい声で...。
図書当番さんおきちゃったかな?

『...ひめか。』

彼に名前をよばれて冷や汗がでた。

「な、何?」

『帰ろっか』
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