冷たい王子とチビな私
『それを聞いてんだけど...。』

彼は呆れ顔をしている。

「ちょっとまって...。」

私はカバンから携帯を取り出すとカレンダーのアプリをひらいた。

「...あ、多分大丈夫だよ。」

『なら、明日と明後日デートしよ。』

彼は少し顔を赤くした。

「え?!二日連続で??」

私はおどろいて目をおおきくしてしまった。

『うん。1週間はカレカノだしね。この機会に俺をすきになってもらいたいし、だめ?』

「いや、いいよ。」

私は少し照れながら彼の話にうなずいた。


< 70 / 126 >

この作品をシェア

pagetop