冷たい王子とチビな私
「...大人2枚で。」

『あ、俺が払う。』

( ゚д゚)クワッ彼の方をみて睨んだ。

「わ、り、か、ん。」

『...わかった。』

私の迫力に圧倒されて彼が折れてくれた。
まぁ。とうぜんのこと。

「...えーと...A6と7はー。」

私達がとった席は一番後ろの真中あたり。

目立たなくてスクリーンがよくみえるし、今日は見に来ている人がすくなくて、あまりうるさくない。

「たのしみ。」

ガタンとイスに座った。


『...』
彼も無言でイスに座った。

『「......」』

あれ?映画館ってこんなに近いっけ?


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