冷たい王子とチビな私
映画がはじまって20分くらいたった。

なんか、視線かんじるな...。
じっとみられてる?

私はいを決してチラッ隣をみた。

『...!』

わっ。ガン見されてた?
彼はばっと目をおおきくして、正面をむいた。

「...どうかしたの?」

小声でそうささやくと

『.べ、べつに。』

と、彼が少しキョドっていた。


映画がラストに近づいてきた。
この物語は王国の王子と隣国の王女の物語でラブシーンがおおかった。
ラストはやっぱりキスシーンなのだ。
原作をよんだから、大体の内容はしっている。

わっ!ラストにキスシーン!

かああっ! って顔を赤くしていると

チュッ。

『...かわいすぎ。』

「え?」

いきなりほっぺにキスされた。

映画は最後の音楽が流れている。

「え...。」

『出ようか』

彼はニコリと微笑んだ

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