冷たい王子とチビな私
『...関係ないわけないだろ!!!!』

竜斗くんが声を荒らげる。
守くんは目を少し見開いて

「...は?なんで?」

と、不思議そうな顔をした。

『…俺は...姫華が好きだから...』

顔を真っ赤にして答えた、竜斗くんをみて胸がギューーーっとなった。

…竜斗くん......

『姫華は俺の彼女になるんだから、お前なんかがキスしていい相手じゃねーよ!!!!』

竜斗くんはそういうと私の手をつかんで歩き出した。

「え?」

チラッと守くんの方に目をやると、俯いたまま動かなかった。
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