オオカミ御曹司に捕獲されました
屋上で梨花のお握りを食べたその日の夜、接待があった。
社長である親父にも同席してもらい、今はその帰り。
商談は俺が進めていたものだし、決裂はありえない。
そう、仕事は何も問題はない。
問題なのは親父の行動だ。
何で昼間梨花に接触したのか?
偶然とは思えない。
詮索好きな古だぬきめ。
「社長って仕事は結構暇なんですか?」
俺はニコニコしながら皮肉を言う。
「ん?何故そんな事を聞く?」
何の事だと言わんばかりに親父はわざとらしく首を傾げた。
「今日のお昼休みに、屋上に行かれたそうじゃないですか?」
どうせ秘書の桜井さんに無理を言って梨花に会うために時間を作ってもらったのだろう。
社長である親父にも同席してもらい、今はその帰り。
商談は俺が進めていたものだし、決裂はありえない。
そう、仕事は何も問題はない。
問題なのは親父の行動だ。
何で昼間梨花に接触したのか?
偶然とは思えない。
詮索好きな古だぬきめ。
「社長って仕事は結構暇なんですか?」
俺はニコニコしながら皮肉を言う。
「ん?何故そんな事を聞く?」
何の事だと言わんばかりに親父はわざとらしく首を傾げた。
「今日のお昼休みに、屋上に行かれたそうじゃないですか?」
どうせ秘書の桜井さんに無理を言って梨花に会うために時間を作ってもらったのだろう。