オオカミ御曹司に捕獲されました
メガネの残骸を見て落胆しながら呟く。
きっと今日は厄日に違いない。
「でも、メガネなしで見えるの?」
杉本君が心配そうに私の顔を覗き込む。
彼の非の打ち所のない美形の顔が視界にドアップで入り込んできて、ビックリした私は思わず後ずさった。
「……家に帰るだけだから」
狼狽えながらそう言って杉本君の手からメガネの残骸を奪い、バックを手に取って帰ろうとすると、テーブルの足に躓き転けそうになった。
「きゃあ!」
だが、杉本君が空かさず私の身体を支える。
「危ない!メガネないとよく見えないんだね。送るよ」
きっと今日は厄日に違いない。
「でも、メガネなしで見えるの?」
杉本君が心配そうに私の顔を覗き込む。
彼の非の打ち所のない美形の顔が視界にドアップで入り込んできて、ビックリした私は思わず後ずさった。
「……家に帰るだけだから」
狼狽えながらそう言って杉本君の手からメガネの残骸を奪い、バックを手に取って帰ろうとすると、テーブルの足に躓き転けそうになった。
「きゃあ!」
だが、杉本君が空かさず私の身体を支える。
「危ない!メガネないとよく見えないんだね。送るよ」