オオカミ御曹司に捕獲されました
その妄想……私以上に厄介ではないか。
杉本君と恋愛?
ない、ない。絶対にあり得ない。
「う~ん、どっちもないかなあ。杉本君が物語の主役としたら、私は脇役って感じだし、人間としてのオーラが違うよ」
「謙虚ですのね。……だから、お兄様は梨花さんが欲しいんですわ。お兄様があんなに優しく接しているのに、梨花さんは隙あらば逃げようとなさるんですもの。男の狩猟本能を刺激してますわ」
刺激してるつもりはない。
杉本君がおっかないから逃げてるだけ。
「だって……お兄さん、怖いんだよ。目が笑ってても、何か企んでるみたいで」
「ふふ。それは私にも理解出来ますわ。お兄様は容赦ないところがありますから。でも、お兄様がこんなにひとりの女性に執着するのは初めてなんですのよ」
杉本君と恋愛?
ない、ない。絶対にあり得ない。
「う~ん、どっちもないかなあ。杉本君が物語の主役としたら、私は脇役って感じだし、人間としてのオーラが違うよ」
「謙虚ですのね。……だから、お兄様は梨花さんが欲しいんですわ。お兄様があんなに優しく接しているのに、梨花さんは隙あらば逃げようとなさるんですもの。男の狩猟本能を刺激してますわ」
刺激してるつもりはない。
杉本君がおっかないから逃げてるだけ。
「だって……お兄さん、怖いんだよ。目が笑ってても、何か企んでるみたいで」
「ふふ。それは私にも理解出来ますわ。お兄様は容赦ないところがありますから。でも、お兄様がこんなにひとりの女性に執着するのは初めてなんですのよ」