オオカミ御曹司に捕獲されました
「私はいいんだけど……杉本君、怪我してるんじゃない?」
さっき眉をしかめたのが気になる。
杉本君は異変を感じたのか、自分の右手をじっと見た。
私も彼の右手に目をやると、彼の右手の人指し指と中指が青紫色に変色していて……私は慌てた。
「杉本君、怪我してるじゃない!右手、グーパー出来る?」
私は杉本君の抱擁をそっと解くと、彼の隣に移動した。
彼が庇ってくれたおかげで、私は多少の擦り傷はあるが怪我らしい怪我はない。
「……う~ん、ちょっと難しいかな」
杉本君が自分の右手を見つめゆっくり動かそうとするが、その顔は痛みが酷いのかかなり歪む。
私の頭を庇った時に地面に手を打ったんじゃないだろうか?
私のせいで……そう考えると、顔面蒼白になる。
「杉本君、医務室行こう。立てる?」
さっき眉をしかめたのが気になる。
杉本君は異変を感じたのか、自分の右手をじっと見た。
私も彼の右手に目をやると、彼の右手の人指し指と中指が青紫色に変色していて……私は慌てた。
「杉本君、怪我してるじゃない!右手、グーパー出来る?」
私は杉本君の抱擁をそっと解くと、彼の隣に移動した。
彼が庇ってくれたおかげで、私は多少の擦り傷はあるが怪我らしい怪我はない。
「……う~ん、ちょっと難しいかな」
杉本君が自分の右手を見つめゆっくり動かそうとするが、その顔は痛みが酷いのかかなり歪む。
私の頭を庇った時に地面に手を打ったんじゃないだろうか?
私のせいで……そう考えると、顔面蒼白になる。
「杉本君、医務室行こう。立てる?」