オオカミ御曹司に捕獲されました
「そうなの。ごめんね」
毎日世話が必要という点では植木に近い。
おばあちゃんにもらったものだし、ダメにはしたくない。
それから、杉本君とカレーを食べると、数日分の着替えと糠床を持ってまたタクシーに乗って杉本君の家に向かった。
彼の家に上がらせてもらうのは二回目。
観音開きの広い玄関といい、このガラス張りの二十畳くらいの広いリビングといい、高級感溢れていて文字通り私と杉本君とでは住んでいる世界が違う。
一回目は自分が意識のない時に連れてこられたし、帰る時も杉本君のキスにかなり動揺してたから家をじっくり見る余裕なんてなかったけど、やっぱりセレブだな。
「梨花、何か飲む?」
「いえ、大丈夫です。お客ではないので、気を使わないで下さい」
毎日世話が必要という点では植木に近い。
おばあちゃんにもらったものだし、ダメにはしたくない。
それから、杉本君とカレーを食べると、数日分の着替えと糠床を持ってまたタクシーに乗って杉本君の家に向かった。
彼の家に上がらせてもらうのは二回目。
観音開きの広い玄関といい、このガラス張りの二十畳くらいの広いリビングといい、高級感溢れていて文字通り私と杉本君とでは住んでいる世界が違う。
一回目は自分が意識のない時に連れてこられたし、帰る時も杉本君のキスにかなり動揺してたから家をじっくり見る余裕なんてなかったけど、やっぱりセレブだな。
「梨花、何か飲む?」
「いえ、大丈夫です。お客ではないので、気を使わないで下さい」