オオカミ御曹司に捕獲されました
私が杉本君の前にお皿とフォークを置きながらそう言葉を返すと、彼は楽しげに頬を緩めた。
「最近、睡眠薬より効果のある薬を発見したんだ。そのうち、俺の不眠症も治ると思うよ」
杉本君の台詞に何故かゾクッと悪寒がした私。
なんだろう?
また風邪でも引いたかな。
「……それは良かったね」
首を傾げながら差し障りのない言葉を言って、自分も杉本君の向かい側のテーブルにつく。
「頂きます」
杉本君が手を合わせる。
「お口に合わなかったらごめんね。フォークで良かったかな?」
私が杉本君に目を向けると、彼は早速フォークで玉子焼きを刺して口に運ぶ。
「最近、睡眠薬より効果のある薬を発見したんだ。そのうち、俺の不眠症も治ると思うよ」
杉本君の台詞に何故かゾクッと悪寒がした私。
なんだろう?
また風邪でも引いたかな。
「……それは良かったね」
首を傾げながら差し障りのない言葉を言って、自分も杉本君の向かい側のテーブルにつく。
「頂きます」
杉本君が手を合わせる。
「お口に合わなかったらごめんね。フォークで良かったかな?」
私が杉本君に目を向けると、彼は早速フォークで玉子焼きを刺して口に運ぶ。