オオカミ御曹司に捕獲されました
「俺も五十嵐さんがあんな可愛い漫画読んでたなんて誰にも言わないよ。それに、メガネ取るとこんなに可愛い顔してたなんてね」
杉本君のひんやりした手が私の頬に触れる。
ひえ~!
お願い~。
早く家に帰らせて~。
杉本君と距離を取り、車のドアにへばりついた。
「ねえ、何でそんな隅っこにいってんの?」
不思議な顔をして杉本君が問いかける。
「ち、ちょっと寒気がして」
カチカチ歯を鳴らしそう答えると、「ああ」と杉本君は納得したように頷いた。
「氷水かけられたら、それは寒いよね」
杉本君のひんやりした手が私の頬に触れる。
ひえ~!
お願い~。
早く家に帰らせて~。
杉本君と距離を取り、車のドアにへばりついた。
「ねえ、何でそんな隅っこにいってんの?」
不思議な顔をして杉本君が問いかける。
「ち、ちょっと寒気がして」
カチカチ歯を鳴らしそう答えると、「ああ」と杉本君は納得したように頷いた。
「氷水かけられたら、それは寒いよね」