オオカミ御曹司に捕獲されました
私を気遣うようにそう言ったかと思ったら、杉本君は突然スーツのジャケットの上から私の身体をギュッと抱き締めてきた。
ギャー!
一瞬にして石化する私の身体。
微かに香る甘いムスクの香り。
この匂いには何か人を硬直させる魔力でもあるのだろうか。
杉本君ってやっぱ怖い……。
「これで少しは温かくなるかな」
杉本君は優しい言葉をかけるが、私の身体の震えは益々酷くなる。
暗に“逃がさないよ”って言われてるようで怖いんですけど……。
「お、お、お構いなく」
杉本君の腕を振りほどこうとするが、彼は離してくれない。
「ダメだよ。震えているじゃないか」
ギャー!
一瞬にして石化する私の身体。
微かに香る甘いムスクの香り。
この匂いには何か人を硬直させる魔力でもあるのだろうか。
杉本君ってやっぱ怖い……。
「これで少しは温かくなるかな」
杉本君は優しい言葉をかけるが、私の身体の震えは益々酷くなる。
暗に“逃がさないよ”って言われてるようで怖いんですけど……。
「お、お、お構いなく」
杉本君の腕を振りほどこうとするが、彼は離してくれない。
「ダメだよ。震えているじゃないか」