オオカミ御曹司に捕獲されました
それから杉本君は、私が余計な事を考えないように自分の幼少の頃の話や新人研修の時の失敗談を話してくれた。
彼の声のトーンが耳に心地いい。
観覧車が止まって三十分程経っただろうか。
またアナウンスが流れた。
『ご利用のお客様にはご心配をおかけして申し訳ございませんでした。これから運転を再開致します』
数十秒後に観覧車が動き始め、ホッとしたのか私の身体から力が抜ける。
あれほど激しかった雨はもう止んでいた。
「言ったでしょう?大丈夫だって」
そう私に笑いかける杉本君の笑顔はすごく眩しく見えた。
彼を見て心臓がトクンと跳ねる。
いつも十倍は杉本君が格好良く見えるのはどうしてなの?
この胸のドキドキは何?
いつもなら彼の笑顔にビクビクしてる場面だよ。
私……なんかおかしい。
彼の声のトーンが耳に心地いい。
観覧車が止まって三十分程経っただろうか。
またアナウンスが流れた。
『ご利用のお客様にはご心配をおかけして申し訳ございませんでした。これから運転を再開致します』
数十秒後に観覧車が動き始め、ホッとしたのか私の身体から力が抜ける。
あれほど激しかった雨はもう止んでいた。
「言ったでしょう?大丈夫だって」
そう私に笑いかける杉本君の笑顔はすごく眩しく見えた。
彼を見て心臓がトクンと跳ねる。
いつも十倍は杉本君が格好良く見えるのはどうしてなの?
この胸のドキドキは何?
いつもなら彼の笑顔にビクビクしてる場面だよ。
私……なんかおかしい。