オオカミ御曹司に捕獲されました
有無を言わせぬ詩織ちゃんの笑顔に怯んだ絵里ちゃんは、捨て台詞を吐いてオフィスを出ていく。
詩織ちゃん凄い。あの絵里ちゃんが素直に引くなんて……。
さすが杉本君の妹。
「江口さん、今日の会議の議事録、さっきメールで送ったのですが、見て頂けませんか?」
詩織ちゃんが江口課長に話しかける。
「……ああ、これか」
江口課長がパソコン画面に目をやる。
「企画部の部長の発言が抜けてるな」
「え?そうですか?すみません」
詩織ちゃんが大袈裟に驚いて、江口課長に謝る。
いつもの彼女らしくない。
もっと淡々と言いそうなのに……。
まさか……詩織ちゃんも江口課長狙い?
「発言内容メールしておくから、修正しておいて」
詩織ちゃん凄い。あの絵里ちゃんが素直に引くなんて……。
さすが杉本君の妹。
「江口さん、今日の会議の議事録、さっきメールで送ったのですが、見て頂けませんか?」
詩織ちゃんが江口課長に話しかける。
「……ああ、これか」
江口課長がパソコン画面に目をやる。
「企画部の部長の発言が抜けてるな」
「え?そうですか?すみません」
詩織ちゃんが大袈裟に驚いて、江口課長に謝る。
いつもの彼女らしくない。
もっと淡々と言いそうなのに……。
まさか……詩織ちゃんも江口課長狙い?
「発言内容メールしておくから、修正しておいて」