オオカミ御曹司に捕獲されました
「わかりました」
詩織ちゃんが江口課長の顔をじっと見つめ返事をする。
……やっぱり、あれは恋する乙女の顔よね。
江口課長、モテモテですね。
「五十嵐さん、ちょっと来て」
詩織ちゃんとの話はもう終わりと言わんばかりに、江口課長が私を呼ぶ。
「はい」
私が返事をして江口課長の席に行くと、もっと江口課長と話をしたかったのか、詩織ちゃんはシュンとした表情で自分の席に戻る。
「杉本と組んで何か困った事とかないか?」
江口課長が眼鏡越しに私を見る。
これって……さっきの杉本君の発言を気にしてるのかな?
「あの……最初はどうなるかと思ったんですけど、大丈夫です」
いつも杉本君に何かされるんじゃないかとドキドキしっぱなしだけど、あのベロチュー以外で彼が積極的に私にも手を出す事はない。
詩織ちゃんが江口課長の顔をじっと見つめ返事をする。
……やっぱり、あれは恋する乙女の顔よね。
江口課長、モテモテですね。
「五十嵐さん、ちょっと来て」
詩織ちゃんとの話はもう終わりと言わんばかりに、江口課長が私を呼ぶ。
「はい」
私が返事をして江口課長の席に行くと、もっと江口課長と話をしたかったのか、詩織ちゃんはシュンとした表情で自分の席に戻る。
「杉本と組んで何か困った事とかないか?」
江口課長が眼鏡越しに私を見る。
これって……さっきの杉本君の発言を気にしてるのかな?
「あの……最初はどうなるかと思ったんですけど、大丈夫です」
いつも杉本君に何かされるんじゃないかとドキドキしっぱなしだけど、あのベロチュー以外で彼が積極的に私にも手を出す事はない。