オオカミ御曹司に捕獲されました
それから、三日後の木曜日の定時後、なぜか私は杉本君と江口課長と一緒に京橋にある料亭に。
店の人に奥にある十畳位の和室に通され、私達は入り口手前の席に江口課長、私、杉本君の順で座っている。
料亭なんてプライベートでも仕事でも来るのは初めて。
慣れない場所だから落ち着かない。
江口課長や杉本君はどっちもお坊ちゃんだし、こういう場所慣れてるんだろうな。
「あの~、今日のメンバーって誰なんですか?前に二席ありますけど……。みんな秘書の桜井さんに呼ばれたんですよね?」
「ああ」
スマホを見ていた江口課長が私の顔を見ずに返事をする。
その表情は眉間にシワが寄っていて機嫌が悪そうだ。
どう江口課長の機嫌を取っていいかわからず、私は杉本君に目を向ける。
「杉本君は他に誰が出席するか知ってるの?」
店の人に奥にある十畳位の和室に通され、私達は入り口手前の席に江口課長、私、杉本君の順で座っている。
料亭なんてプライベートでも仕事でも来るのは初めて。
慣れない場所だから落ち着かない。
江口課長や杉本君はどっちもお坊ちゃんだし、こういう場所慣れてるんだろうな。
「あの~、今日のメンバーって誰なんですか?前に二席ありますけど……。みんな秘書の桜井さんに呼ばれたんですよね?」
「ああ」
スマホを見ていた江口課長が私の顔を見ずに返事をする。
その表情は眉間にシワが寄っていて機嫌が悪そうだ。
どう江口課長の機嫌を取っていいかわからず、私は杉本君に目を向ける。
「杉本君は他に誰が出席するか知ってるの?」