オオカミ御曹司に捕獲されました
凄く悪寒がする。
このままここにいてはいけない気がする。
彼から逃げないと……。
「……あっ、会社行かなきゃ」
私は焦りながら、この場から逃げ出す口実を考えた。
「も、もう会社行く時間じゃない?」
そう言って杉本君から目線を外し、時計を探す。
辺りを見渡すと、壁にお洒落なアンティークの時計がかかってて文字盤は八時五十分を指していた。
「……ヤバイ、遅刻!」
私は声を上げ、慌ててベッドから飛び下りる。
だが、バランスを崩して転びそうになったところを杉本君に抱き留められ、捕獲された。
「そんな慌てなくてもいいよ。課長の江口さんには十時フレックスって言ってあるから」
このままここにいてはいけない気がする。
彼から逃げないと……。
「……あっ、会社行かなきゃ」
私は焦りながら、この場から逃げ出す口実を考えた。
「も、もう会社行く時間じゃない?」
そう言って杉本君から目線を外し、時計を探す。
辺りを見渡すと、壁にお洒落なアンティークの時計がかかってて文字盤は八時五十分を指していた。
「……ヤバイ、遅刻!」
私は声を上げ、慌ててベッドから飛び下りる。
だが、バランスを崩して転びそうになったところを杉本君に抱き留められ、捕獲された。
「そんな慌てなくてもいいよ。課長の江口さんには十時フレックスって言ってあるから」