Rain Days
「ヒデが探してた子って、あおいちゃんだったんだ」

「らしいな」


そこの2人。

勝手に話を進めないで貰いたい。


「とりあえず、あおいちゃんもこっちに来なよ」

「いや、良いよ」


断ったのに、強引に理沙に中へと連れて行かれる。

やっぱり、さっきの声はコイツだったか。

あたしに怪我をさせておいて、謝りもしなかった男。柊磨。

あたしのことを見た、柊磨と弘文はウザそうな顔をした。


「お前、この女探してたのかよ」

「なんで柊磨も知ってんだよ」

「此間、柊磨が怪我させた子」


だから、ペラペラ人のことを話すな。


「騒がしいな、お前ら」


そっちにも人が居たんだ。

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