拝啓、天国の君へ
切れた息を整えながら駅前に行く


山本君がベンチに座っている



私は思わず柱の陰に隠れてしまった。


だって、山本君すごくカッコいい。


普通の服装なのにもうオーラがカッコいい。


「あれ?石川さん?そこで何してんの?」


柱の陰で覗き見してた私に気づいた山本君は手を振りながらゆっくりと近づいてくる


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