拝啓、天国の君へ
帰り道2人で並んでゆっくり歩いた。


「あのさ、月曜から学校終わったら一緒に帰らない?」


静かに続いてた沈黙を破って断られるの覚悟で言ってみた


「うん。いいよ。」


と案外あっさりOKの返事が返ってきた


「え?ホントにいいの?え?マジで?!」


と聞き返してしまった程だ。


「うん。いいよ。なんでそんな驚いてんの?!」


と無邪気に笑う千尋。ダメだよ・・・そんな簡単にOKしたら・・・


なんにも分かってなさそうな顔でニコニコ笑ってる


こう思うとよく笑うんだな・・・。


もっと堅い人かと思ってた。


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