拝啓、天国の君へ
そして千尋のお母さんが車で迎えに来て私は千尋と分かれた


千尋のお母さんにめちゃめちゃ感謝された。ありがとうって何回も言われた


なんかおっとりしてて可愛いかった・・・


少し目元が似ている気がした



その日私は千尋に短いメールを送った


〈大丈夫?風邪かなんか?早く元気にな
って。 〉


その日、返信は無かった。



2日経っても返信はこなくて待ち合わせにも来ていなかった。


不安が雪みたいに降り積もって黒い塊になる


ホントに風邪なのか?とかホントはすごく重い病気で・・・とか色々考えて塊が大きくなっていく



3日経ってやっとメールが届いた


〈もう大丈夫!学校は少し休むから待ち合わせには行けない。ごめん。 〉



その短いメールだけで黒い塊はどっかに吹っ飛んだ。


「よかった・・・」



そして私はすぐに返信をする




〈よかった。無理しないように。 〉



無駄な体力を使わないように返信無用!と文字を打った


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