拝啓、天国の君へ
いつも通りすぎる千尋を見るとホッとして安心してちょっと泣きそうになった


やっぱり、胸のざわざわは関係なかっただっていつも通りじゃん。


「・・・ごめん、お待たせ。」


「うん、この前はありがと。」


ぶんぶんと首を横に振る


そんなこと・・・お礼なんていらないのに・・・


「もう大丈夫なの?風邪?」


「うーん・・・そんな感じ。大丈夫だよ!」


そんな感じって何だろう・・・?


でも千尋が大丈夫って言ってるからそうなんだろうな・・・


それに誰だって言いたくないことの一つや二つあるんだし。


千尋から話してくれるのを待とう。


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