拝啓、天国の君へ
綺麗にラッピングされたマフラーを鞄に入れて駅まで走る


今日はクリスマス。


こういう行事とかあんまり興味なかったんだけどたまにはいいかもしれない。


ホームに入って待合室のガラスで髪を整えてから千尋の座っている隣に座る


「お待たせ。」


「うん。あ、ピアスがいつもと違う・・・似合ってる!」


ニコッと笑う千尋。


よく気づいたな・・・


今日はこの前千尋に似合いそうって言ったピアスをつけてる。


・・・結局私があの日買ったの。なんか千尋のイメージカラー?千尋がそばにいるみたい・・・


「ありがと。/////」


さらっと似合ってるとか言うからなんか、照れくさい。


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