拝啓、天国の君へ
「やめなよ。」


女の子は顔色一つ変えることなく言った


それが照だってわけよ。


「うるせぇー!お前にはカンケーねぇーだろ!」


「じゃあ、ホントにこれで人刺せんの?」


ナイフを握っている手にさらに力をこめている


大量の血が地面に落ちる


先輩はヒッと小さな悲鳴を上げてナイフを離した


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