拝啓、天国の君へ
桜
それから私はテストを受けて見事、特進科に進級が決まった
私達も明日から3年生。
あの12月の終わりごろ、洋一達と一緒に帰ったあの日から千尋は変わったような気がした
体調が悪くなって入院することが多くなった千尋。
それはこの前、お見舞に言った時のこと。
────────・・・・・
「うっ、ゲホゲホっ、うぇっ・・・」
「ちょっと、大丈夫?!」
千尋に近寄って背中をさする
「ん、だい・・・じょ、ぶ。はぁ・・・」
「喋らなくていいよ!」
その日の千尋はいつもよりしんどそうで息切れもひどい
顔は青白くて私の手を握る手は冷たい
けど千尋の目は力強く前を向いている
私達も明日から3年生。
あの12月の終わりごろ、洋一達と一緒に帰ったあの日から千尋は変わったような気がした
体調が悪くなって入院することが多くなった千尋。
それはこの前、お見舞に言った時のこと。
────────・・・・・
「うっ、ゲホゲホっ、うぇっ・・・」
「ちょっと、大丈夫?!」
千尋に近寄って背中をさする
「ん、だい・・・じょ、ぶ。はぁ・・・」
「喋らなくていいよ!」
その日の千尋はいつもよりしんどそうで息切れもひどい
顔は青白くて私の手を握る手は冷たい
けど千尋の目は力強く前を向いている