拝啓、天国の君へ
しばらくすると落ち着いたようだけど千尋の手は震えてる


「ごめん。ありがと。」


私は首を横に振って千尋と病室までゆっくりと歩く


不安なんだろうな・・・


最近、また薬の量が増えたみたい・・・。


私はなんとか話を変えようと話し始めた


「あ、そうだ!特進科に進級できたよ!」


「そーなんだ!よかったな。」


ニコッと笑う千尋を見ると明るくて前向きになったんじゃないかと思う


気のせいかもしれないけど・・・


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